犬のごはん
犬は基本的には肉食ですが、ある程度植物性の食べ物も消化でき、雑食性の人間のごはんの残りなどでも食べられます。
ですが、栄養の偏りを避けるためや、人間の食べ物は塩分などが濃いのでできれば犬専用のフードをあげるようにしましょう。
専用のドッグフードもかなり幅広く登場しています。
主にドッグフードには、
1.ドライフード
2.ウェットフード
3.主食ではない嗜好食品
などがあります。
ドライフード
安価で犬の食事の定番、乾燥したエサです。
ドライタイプは水分が6%から10%程度、長期保存がしやすく、保管が容易です。
安価で量を与えやすく、給餌量をコントロールしやすく、わんちゃんの主食はドライフードにしている飼い主が多いです。
あまりに安いドライフードは、本来犬の食事に適していない穀類を多めにして、原価を安くしてカサ増ししている場合もありますので、
健康面を考慮すると、できれば原材料が肉類多めのものや、炭水化物をカットしたグレインフリーのものの方が食事に向いています。
最近のドライフードは、きちんと総合栄養食の記載のあるものが多く、総合栄養食とは、ペットフードと水だけで健康維持、成長に必要な栄養素を過不足なく摂取できる、という栄養分を保持している商品のことですので、基本的には総合栄養食を与えていればドライフードのみで問題はありません。
エサに含まれる水分が少ないため、食事で得られる水分量が少なめになるので、積極的な給水をうながした方がよいです。
ウェットフード
ウェットタイプのフードは、60%から90%程度の水分が含まれ、缶詰やレトルトパウチに入っています。
食事で得られる水分が多く、エサ自体も穀類が少なく肉類多め、栄養に優れたものが多いです。
ただし、ドライフードなどと比べるとどうしても同じ量与えるには割高になりやすく、
主食はドライフード、病院後に元気づけるためや、留守番のごほうびなど、特別な時にウェットフード、のようにしている飼い主が多いです。
嗜好食品
主食以外にもわんちゃんのごはんはたくさん。
おなかを膨らませる目的の他、ストレス発散などのために多様な食品が登場しています。
代表的なのは、噛むことで歯をよく使えるようにするためや、歯磨き効果を出すための、硬い骨状のおやつなどです。
実際の骨を与えても犬は喜んでいつまでも噛んでいますし、
商品としては、食べられる硬めに作った肉や動物の皮を煮て骨のような形状にしたおやつなどが販売されています。
他、猫も大好きな風味豊かな液状エサ、猫さんにとってのお宝おやつのひとつ、ちゅーるなども、
わんちゅーるとして登場していて、わんちゃん達に人気です。
毎日では大変ですが、たまになら、家で肉を茹でてあげて、味付け無しで与えるのも喜ばれます。
よく漫画などで見る定番、骨付き肉なども、牛や豚ならばかじり応えがあって旨みもたっぷり、わんちゃんの好物です。
ただし、鶏の骨は、割れた時に割れ目が尖って割れやすく、のどに刺さってしまったりするので、鶏肉に関しては骨ごと与えるのはやめておきましょう。
自家製ごはん
年をとって好みがうるさくなって、市販品は食べないとか、愛犬には自分で手作りしてあげたいとかがあれば、ごはんを飼い主さんが作ってあげるのもひとつの手です。
犬に食べさせてはいけないごはんに気をつけ、禁忌の食材を使わず、また、塩分はじめ、調味料のほとんどは犬には害になりますので、味付けは無し、肉中心に、素材を煮付けたりしてあげれば消化にもよく愛犬の喜ぶごはんになります。
毎日は大変でも、たまに自作してあげるのも絆が深まりいいですね。
↓犬ごはん自炊例